jul660

简介：深夜、漆黒の闇を一台のトラックが走り抜けて行く。両側をがけに囲まれた一本道。その遠くに広がる町の明かり。トラックはどこまでも真っ直ぐ続く道を町へ向かって走っている 。不意にトラックが停車し、荷台にヒッチハイクの男・城田が乗り込んできた。荷物があるからと言われた割には余裕のある荷台に安堵する城田（城島　茂）。シャドウボクシングを始めた城田に運転手・藤山（近江谷太朗）は呆れたように荷台のドアを閉める。その瞬間、エンジンがかかる。あまりの速さに驚く城田。「なんか思ったより快適そうじゃん、カカト落としもできるし…つか、何で黙ってんの？」城田は連れの男・湯本（正名僕蔵）に問いかける。二人は、共通の友人である中野（木下政治）と共に釣りに出かけた。しかし中野は二人を置き去りにして帰ってしまった。だからこうしてヒッチハイクするハメになったのだ。運転席と荷台の間には小窓があり、カーテンで仕切られている。カーテンを開けて、運転手に話しかけるが反応がない。釣竿で突いてみると、慌てて反応した。どうやら居眠り運転をしていたようだ。ふと、二人は城田の釣竿がないのに気づく。中野の車に積んだままだ…。城田は、この置き去りは計画的だったと言い出す。自分は中野に嫌われているから、自分だけだったら理解できる。でも湯本も一緒だから、腹立つけど仲間外れでないことにホッとはしている。中野の理解不能な行動が解せない城田は運転席の藤山に話しかける。「今の話どう思います？」返事がない。どうやら藤山はまたも居眠り運転中のようだ。慌てて叩き起こす二人。と同時にトラックは急ブレーキで停車する。次の瞬間、荷台のドアが乱暴に開けられて疲労困憊の少女・桜井（相武紗季）とオバサン・三田（竹内都子）飛び込んでくる。城田と湯本が呆気に取られている中、三田が桜井を追いかけるが、身軽な桜井はスルスルと三田から逃げ回る。ついに三田を振り切り、荷台から飛び出していく桜井。「泥棒…逃亡者なんです…」と追いかけるよう促され、城田が荷台を飛び出していく。湯本と藤山を相手に三田は自らを凶悪犯罪者の潜入捜査をしていた「ウィメン」だと、得意げに語り始める。すると、あっという間に城田が桜井を連れて帰ってくる。桜井は悪びれる様子もなく、城田の足の速さにワープみたいだったと感心する。城田も可愛い女の子に誉められて満更でもなさそうだ。